あなたの救急箱、ちゃんとクスリ入ってる?
「本」を読むことが心を救うクスリになります。
悩んだとき、誰に相談しますか?
友達? 親? 兄弟姉妹? 尊敬する人?
頼りになる人が近くにいる人は幸せです。
親身になって話を聞いてくれたり、共感してくれる。
そんな人がいる人は恵まれていますね。
でも、人は誰かに相談した時、心が救われる時もあれば
相手の反応次第で 不満に思ったりもします。
自分の考えに同意してくれない。
共感してくれない。
アドバイスに賛同できない。
耳に痛いことばかり言われる。
「人」が相手だと、自分の思うようにならない部分も必ず出てきてしまうんですね。
しまいには、アドバイスしてくれた人の人となりまで疑ってしまったり。
あの人、あんなこと言ってるけど自分はどうなの?
言ってることとやってること違うんじゃない?
とか。
人に相談するということは、人でしか癒されない部分もある反面、そういう感情の部分がでてきてしまうのも仕方のないことです。
そういう部分を補えるのが「本」を読む習慣であり、「本」から得ることができる知識です。
「本」と「相談者」は相互関係にはならないので、本から一方的に発せられた情報を受けるだけです。
邪推もへんな期待も必要ありません。
発せられる情報を習得する。
シンプルなことですが、これが一番大事なのかもしれません。
悩みの本質を解決したいのであれば、よけいな感情を無くしていろんな情報を得て考えを巡らせる。
悩んだとき、迷った時。
落ちてるとき、ヒントが欲しいとき。
自分の中の負のループから抜け出せないことありますよね。
でもいくら考えても、「自分の考え」の輪の中から脱出することはできません。
外からの影響がないからです。
人からの相談はよく受けるけど、自分自身の相談ができない人。
素直に弱音を吐けない人。ため込んでしまう人。
そんなあなたには、クスリが必要です。
自分の救急箱を持っていないと、痛めた時、苦しいときクスリがない心細さはつらいものです。
気持ちが沈んだときのクスリ。
仕事がうまくいかないときのクスリ。
友達を助けてあげたいときのクスリ。
気持ちをラクにしたいときのクスリ。
症状に合わせたクスリをたくさん持っていれば、いろんな場面で痛みを和らげてくれるかもしれないのです。
身体は正直です。
このままストレスを溜めこむと、凝り固まった心は身体へ危険信号を出します。
体調があきらかに悪いのに、病院で検査しても異常はない。
原因不明な体調不良は「ストレス」という名の産物です。
そうなる前に、自分の救急箱にいろんな場面で使えるクスリをストックしておくのです。
クスリが直接効くというよりも、そこから「気づき」や「知恵」「ヒント」をもらってもう解決策はない、手立ての仕様がないという行き詰った場所から、ポンと心が軽くなる方法を教えてもらう。
症状が出たときだけ飲むクスリより、毎日ベストな状態でいられるように飲むクスリの方が体にも優しいですね。
体質改善の漢方薬のようなものです。
毎日の習慣で心のキズを手当てしてあげましょう。