「本」は心のクスリ。

耳で聴いて、心に効く。毎日の習慣で心のキズを治しましょう。

本を読む習慣でもたらされる秘密の効果。

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本を読むことは知識を得るだけではないワケ。

  

1.知らない世界に触れられる。

 今、自分が知っている世界はどれくらいあるのでしょう。

世の中にはこんな世界があったのか!という事実を、いくつになっても知らされることが多々ありますね。 

自分が知ってるこの小さな範囲で物事を考えていても、小さな結果しか生み出せません。

 いろんなジャンルのたくさんの世界を知ることは、視力が0.1ほどの人が、1.5まで視力回復したかのように、私は今まで何も見えていなかったんだ!という事実を痛感することだと思います。

 

本は現実世界もファンタジーも、感じ方や考え方の広さを限りなく広げられる世界です。

  

2.国語力、表現力が身に付く。 

 

会話の中で、伝えたいけどうまく伝わらない!ってことありませんか?

伝えたいことは、のどまで出かかってるのにうまく言葉で表現できないこと。

 

それが原因で人から誤解されたり、言葉が足りないために相手に勘違いされてしまったり。

人に何かを伝えるときに表現力はとても大事です。見たことや聞いたことがあれば、それを使ったり例えたりできますが、知らないというだけでコミュニケーションに影響がでてしまいます。

 本の中では、この言葉はこういう時に使うんだっていうような場面や、こういう言い方をすればうまく伝わるんだなっていうことが、ストーリーの中にたくさん出てきます。

本当に実践編の教科書ですね。

 

3.コミュニケーション能力が高くなる

コミュニケーションで大切なことってなんでしょうか。

「空気を読む」「相手の気分を害さない」などなど。

相手との対話を心地よく成立させることができるということですよね。

それには、語学力も必要だし相手の感情を察することも大事になってきます。

 

本から学べることは、自己啓発本には詳しいノウハウが書かれてありすぐ実践できる用例がたくさんあること。

 

小説や日本文学からも、言い回しや言葉の使い方、こういう場面ではこういう言葉が適している、というようなことが要所要所に学べます。

読んでいるだけで、そういうことを自然に習得していくということですね。

 

4.知識が増える 

 

「多読はお金持ちのスタートライン」と誰かの言葉にありました。

成功している人たちの多くは、よく本を読んでいるということです。

何かを始めるとき、知識がないと何もはじめられません。

そして、相手の言ってることも知識がないと理解ができないのです。

知識を詰め込むことよりも、体験が大事という人もいるでしょう。

確かに、体験することはいろんな知識を得ることよりも習得できるものが数多いでしょう。

ただ、体験するのには時間が制限されてきます。

数多くの体験をすることには多くの時間を費やさなければなりません。

知識を得て、なおかつ体験をも習得できれば言うことなしです。

数あるメディアの中でも、知識を得られるツールは本がダントツではないでしょうか。

 

5.想像力が高まる

本の何よりの産物は、想像力が高まることではないでしょうか。

映像の世界は、目に入ってきたものが形となっているのでそれ以上想像を膨らますことは少ないですね。

でも、本の世界は読んだ内容を一度自分の頭の中で映像化して、自分の中の設定が始まるわけです。

それは読む人によって、主人公の顔や家のカタチ、景色や背景までも変わってきます。

とても面白い世界ですね。

そうして、ストーリーの中でのセリフのやりとりで、描写を読みながら相手の気持ちや主人公の気持ちをも想像する。

これは、実生活の中でもとても重要なことです。

相手の感情を推し量ることや、この先どうなるかの予測を立てることも想像力です。

人間関係をスムーズにする上でも、とても大事な作業だと思います。

 

6.問題解決能力がつく

問題が起きた時、まず最初に思いつくのは今までの実体験の中から解決できたことがある成功例がなかったか、ということではないでしょうか。

前にこんなことがあったときはどうしたか、誰かがこんなことをして問題が解決した、というような事柄です。

でも、それにも自分の中では限界があります。

やっぱり、今までとは違う視点やアイデアが重要になってきます。

問題に向かうとき、ネットで調べてすぐ対応することも可能ではあります。

それは、一時的に解決したかのように思えても時間がたつとまた再発しかねません。

なぜならネットでの情報は、切り傷に絆創膏をペタっと貼るかのように浅い情報をすぐさま実行しかねないからです。

サイト側がきちんとした情報を提供していたとしても、最後までそれを読み進める前にコピーペーストのように切り取って使ってしまうことが往々にしてあります。

本を読むとき、自分が欲しい情報が出てきた部分で終了する、ということはあまりありませんよね。

そういう意味では、問題を本質的に解決するためには全体像を把握して、きちんとした使い分けができる解決策を本からは学べるというメリットがあります。

そして、常に最善の策を選べるということができるのです。

 

7.アイデア力がつく

発想力ですね。

いろいろ知識が増えると、いろんな場面でこんなことができるというアイデアがどんどん浮かびます。

それは、一見まったく別問題の話でも、それとそれを関連付けるとこんなことができるというアイデア力につながります。

何かを関連づけて考えることができると、理解力も高まります。

イデアがわくと好奇心がどんどん刺激され、想像力も豊かになりますね。

不可能が可能になる。

イデア力がたくさんのことを可能にしてくれます。

 

8.失敗を未然に防ぐ

これから事業を起こしたい。語学を学びたい。もっと新しいことがしたい。

そういうとき、人は皆失敗しないように調べたり、学んだり、人に聞いたりしますよね。

なるべくリスクは避けたいものです。

そんなとき、成功者の本で知識を得たり、何がメリットで何がデメリットかも注意深く調べます。

世の中のほとんどのことは誰かがすでにやっていたり、体験して失敗したりしているので、そういう人たちの声を参考にすれば大きく間違わないということです。

本にはそういう種類のものが多数あります。

未然に防げるものがあるなら、そういう本を利用してなるべくリスクを減らしていきたいものです。

 

9.日本語の理解力が高まる。

本は文章なので、必然的に文章問題や文章読解にも強くなります。

これは何を問われているのか、どの部分を聞いているかがわからないと文章問題は解けません。

読解力ですね。

今の子供は文章問題に弱いとよく言われています。

「本離れ」が叫ばれるようになったと同時に、こういう問題も多くなってきたように思います。

日本語の理解ができないと、人との会話も理解に苦しみ、結果会話が成り立たない。話の要点をまとめることができない。

これは、社会に出て働くようになってからでは大変苦労します。

常日頃から読み解く力を訓練しておくことが重要です。