なぜ、人間関係がこじれるの?
なぜ、人は人とうまく関われなくなるんでしょうか。
ケンカは意見の対立です。
お互いの言い分をぶつけ合って、相手の意見を認めず自分の考えだけを押し通そうとするからケンカになります。
人はみな考え方が違います。
親子であっても、夫婦であっても、同じ人間ではないからです。
自分と近い考え方をする人は数多くいます。
でも、考え方の共通点の数が点とすれば、その点数が多ければ多いほど「気が合う」というレベルのものです。
同じ人間ではないので、性格も違えば表現方法も違います。
考え方が似ていても、みなそれぞれに大事だと思うことの優先順位もまた違います。
そのことをいつも心に留めておかないと、自分の思うとおりに行かなかったときにすぐ相手を責めてしまうのが人間です。
また、逆に自分の意見を言えず、相手の言うがままに行動しようとしてストレスをためてしまう人もいます。
なぜストレスになるか。
自分の思いとは違うことをさせられてるからです。
自分の意思がない人はいません。
ただそれを、ひたすら押し通して思い通りにしたい人。
相手にもそれを求める人。
口には出さず我慢して合わせる人。
我慢はしないけど、その中でできることを見つけようとする人。
人に合わせるのが苦痛とは思わない人。
同じ問題が起きた時に、その場にいる数人が思うことはそれぞれ違います。
なぜでしょうか。
性格の違い?年齢の違い?経験値?
どれも要因の一つにはなるとは思いますが、一番の要因は物事の「受け止め方」と「どう反応するか」の違いです。
「自分の自由になる範囲」(関心の輪)と「自分の自由にできない範囲」(影響の輪)をきちんと分けて考えるということ。
「自分の自由にできない範囲」をどれだけ気にしても仕方がないのです。
どうにもできないことなのですから。
それよりも、「自分の自由になる範囲」に力を入れることで、その影響を受けた「自分の自由にできない範囲」が少しずつ変化していく。
これを混同して、2つを「1つの範囲」に考えてしまうと、すべてのことが不満になります。
たとえば、
Aさんは、明日美容院に行きたいとご主人に伝えました。
ご主人は快くいってらっしゃいと言いました。
次の日、美容院でキレイになったAさんはとても満足してご機嫌です。
ご主人が帰ってきて、何か言ってくれるのを待っていました。
ご主人が仕事から帰ってきて、いつもどおりお風呂に入り、ご飯を食べ始めました。
Aさんの髪型には一度も触れません。
Aさんは「私が綺麗になっても、この人は少しも気にも留めないのね!私のことなんかどうでいいんだわ」と一人腹が立っています。
ご主人は急に機嫌が悪くなったAさんに戸惑うばかりです。
こういうこと、よく聞きますよね?
これはご主人が悪いことをしたのでしょうか?
ご主人の言い分はきっと、俺は何もしてない!でしょう笑
そうなんです。
誰も悪いことはしてないのに、人は怒りはじめたりします。
こっちの気も知らないで!とか、せっかく気を利かしてやってあげたのに!とか。
これは、Aさんが美容院に行って綺麗になること=「自分の自由になる範囲」
ご主人が髪の毛について何も言ってくれない=「自分の自由にならない範囲」だからです。
これはほんの一例ですが、日常のこういった小さな行き違いの積み重ねが、人間関係のトラブルに発展していきます。
この範囲を分ける考え方を、私は
「7つの習慣」(著者:スティーブン・R・コヴィー) という本から学びました。
ぼんやりとしたことは自分の中でイメージできましたが、この本から明確に示してもらうことで、ああ!なるほど、そういうことだったんだと納得できたのです。
人は自分の考えの中だけで解決しようとすると、どうしても堂々巡りするか自分の意識の中で楽な方へと思考が偏ってしまいます。
外部からの情報や刺激、影響によって、自分の考え方や行動がどこか間違っていたり、うまくいかない原因を作っていたことを教えてもらえます。
「知識」を得ることは、すべての解決にはならなくても、何かの手掛かりになることは間違いないです。
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